スポーツサングラスのようなカーブの強いフレーム・ソリ角のついたフレームに一般的なメガネに使うようなレンズを入れてしまうと視線に対するレンズの光軸が傾斜することにより、「視線のずれ」と「体感度数の変化」が生じてしまいます。
これにより装用者は、特にソリ角が大きい時、矯正過不足・両眼視での違和感や揺れ・ボヤケなどから目の疲れを感じ快適な装用が出来ないことがあります。
「体感度数の変化」をなるべく一般のメガネの見え方に近づけるために度数補正が必要になります。
レンズが傾くと傾斜した方向にレンズ度数を強く感じ、体感度数の変化がおこります。そり角による場合は、横方向の度数が強くなるので、横方向に度数を弱めに補正します。
「視線のずれ」を補正するためにプリズム補正を行います。
視線と光線が一致しないため、本来の位置よりも内側に像が見える。
像が内側に見えるので、脳がそれを補正しようと働くため、眼精疲労の原因となる。
プリズム補正をすると、像を動かすことができるので、視線と光線が一致しているため、本来の位置に像が見える。
このプリズム誤差は、カーブが深く(大きく)なればなるだけ大きく出ます。
度数の合わせ方の技術がかなり進歩し、昔みたいにカーブフレームがかけれないことがなくなってきましたよ❗️